父は3月17日生まれです。
あと2ヶ月弱で誕生日を迎える事になります。
その誕生日を、迎えられるかどうか難しいと言われました。
慢性腎不全、悪性貧血、多発性脳梗塞、脳の萎縮。
加えて、心不全が診断されました。
どの症状も互いに影響を及ぼしあい、どれが急変して命に関わってもおかしくない、と。
特に心臓への負担が激しく、肥大が急速にすすんでいる、と。
病室で会った父は、もう言葉を発することができなくなっていました。
ワタシの顔を見て、話しかけても頷いたりはしないのでワタシがわかっているのか、言ってることが伝わっているのかもわかりません。
ただ、目を見開いて呼吸を荒げるのでナニカを伝えようとしている気もするのです。
じっと見ていると、泣きそうになってしまってそれが父に不安を与えてはいけないと思ったのですが。
先週妹が来て、今日はワタシが来て、という状況で自分の死期が近いことを悟らせてしまったかもしれないと少し後悔しています。
でも、せめて意識はあるうちに会えてよかった。
遠くないいつかこうなることがわかっていながら、頻繁に会いにこなかった自分を後悔しても遅いのです。
映画しあわせのパンで、老人ができないことが日々増えていく、と嘆くシーンがあるのですが。
それをすごく思い出しました。
とはいえ、たくさんの人にあたたかい言葉をかけてもらって。
時々というかしょっちゅう、心が重たくなる時がありますが。
基本的には、元気に日常を送って行きたいと思っているのです。
父が亡くなるまでの時間を、家族が暗く過ごすことを決して父は望んでいないと思うのです。
巨匠と仲良くやっている旨を、とても嬉しそうに聞いてくれていた父。
他の何にも干渉することはなかったですが、常に「仲良くやりなさい」とだけは言ってくれていたので、それだけは守るよ。守れているよ。大丈夫だよ。
親を亡くした友達はたくさんいて、その人達のその時に何の力にもなれてなかったワタシを、みんなは今慰めてくれている。
友達ってほんとにありがたいな。
さて、明日は会社で上の人と周りの人には心配かけたし報告しなければ。
仕事が終わった後、呑みに行く約束もしてるので楽しみだ。